- 私が給料日に続けている、小さな仕組みの話 -
私は、お金を貯めることが得意だったわけではありません。
正確に言うと、「貯金が減ること」が苦手でした。
例えば旅行。
旅行から帰ってきて口座残高を見ると、「こんなに減ったのか」と少し残念な気持ちになる。
固定資産税や自動車税も同じです。
毎年必ず支払うと分かっているのに、お金が一気に減るたびに「損したな」と感じていました。
そんな頃、投資やお金について勉強する中で、「先取り貯金」を実践している人を知りました。
私も真似をして始めてみましたが、ただ一つの口座に貯めるだけでは長続きしませんでした。
そこで思いついたのが、
**「お金の置き場所を変えること」**でした。
私が給料日に最初にやること
給料が入ると、最初にお金を5つへ分けます。
- 税金
- 家・車の修繕
- 旅行・レジャー
- 子どもの習い事
- 自由資金(携帯の買い替えなど)
夫婦それぞれ5,000円ずつ出し、毎月合計4万円を積み立てています。
さらに私は、自分用に毎月1万円を別口座へ自動送金しています。
ポイントは、
「余ったら貯める」ではなく、「最初に分ける」こと。
最初から使えるお金を減らしてしまえば、不思議と残ったお金の中で生活するようになります。
実は、投資を始めるために100万円を貯めた時も、考え方は全く同じでした。
先に貯める。
残りで生活する。
この順番を続けるだけです。
目的別に分けると、お金の見え方が変わる
一番大きく変わったのは、金額ではありません。
気持ちです。
例えば固定資産税。
以前は支払うたびに、
「またこんなに減った……。」
と思っていました。
でも今は違います。
税金のために積み立てていたお金から支払うので、
「予定どおり使っただけ。」
そう思えるようになりました。
もちろん、積み立てだけでは足りないこともあります。
それでも、何も準備していない状態から支払うのと、ある程度積み立てた状態から支払うのでは、心の負担が全然違います。
家の修繕も同じです。
車検。
タイヤ交換。
突然の故障。
いつか必要になることが分かっているからこそ、今のうちから少しずつ準備しています。
一番変わったのは、旅行でした
私が一番効果を感じたのは、旅行積立です。
旅行にはお金がかかります。
飛行機や新幹線を使う旅行なら、なおさらです。
以前は、
「高いな。」
「今回はやめておこうかな。」
そんな気持ちになることもありました。
もちろん今でも、無駄遣いはしません。
観光地価格のお店なら別のお店を探しますし、必要以上に贅沢をするつもりもありません。
でも旅行積立があることで、
「このために準備してきたお金だから、今日は楽しもう。」
そう思えるようになりました。
もちろん、積み立てた金額だけでは足りない旅行もあります。
それでも、
「ここまでは旅行のお金。」
という安心感があるだけで、気持ちは大きく変わります。
ホテルを少しだけ良いところにしてみる。
現地で食べたいものを食べる。
子どもがやりたいと言ったことをやってみる。
そんな選択が、以前より自然にできるようになりました。
同じ場所にはまた行けても、同じ表情はもう見られない
子どもが生まれてから、旅行に対する考え方も変わりました。
子どもの1年の成長は、本当に早い。
沖縄旅行で見せてくれた笑顔。
初めて飛行機に乗った時の驚いた表情。
海を見た時の反応。
来年また同じ場所へ行くことはできます。
でも、
同じ表情は、もう二度と見られません。
だから私は、旅行を「遊び」ではなく、
家族との時間を買うもの
だと思っています。
「また今度。」
そう思っているうちに、子どもはどんどん成長していきます。
だからこそ、
今しかできない体験には、今お金を使いたい。
そのために、旅行積立を続けています。
お金を貯めているのではなく、安心を準備している
私は、お金を増やしたいから先取りしているわけではありません。
節約だけが目的でもありません。
未来の自分が困らないように、
今の自分が少しずつ準備しているだけです。
税金も。
修繕も。
旅行も。
子どもの習い事も。
どれも、いつか必要になると分かっているお金です。
だから私は、
未来の自分へ請求書を送るのではなく、
今の自分から少しずつプレゼントしています。
先取りを始めてから、お金が急に増えたわけではありません。
でも、
心の余裕は確実に増えました。
お金の置き場所を変えたら、
気持ちまで変わった。
もし今、
「なかなか貯金が続かない。」
「お金を使うたびに不安になる。」
そう感じているなら、一つの口座にまとめて貯めるのではなく、
目的ごとにお金を分けてみる。
それだけでも、お金との付き合い方は大きく変わるかもしれません。
私にとって先取りは、貯金術ではありません。
人生の「また今度」を減らすための、小さな仕組みです。
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この考え方の土台になっているのが、「仕組み化」です。


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